簿記3級の勉強を進めていく中で
「過去問を解いてみたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
ブログ主も第170回の簿記検定試験を受けて、なんとか合格をしましたが、勉強方法については結構悩みました。
なぜなら
簿記検定の「過去問」を解こうにも、どこ探しても見つからないんですね…。
自宅から近くの書店や
街中の大きな書店でも探したり
ネットで過去問をダウンロードをできないか等もいろいろ探してみましたが
結果、過去問は見つかりませんでした。
それで、いろいろ調べて分かったのですが
簿記3級の過去問は「存在しない」んです。
2021年度以降、著作権の問題から
本試験問題は非公開となったようです。
当時のブログ主は
「過去問が無いのに、どうやって試験対策すれば良いの…?(T ^ T)」
って感じでしたね。
なので今回は
これから簿記検定試験を受ける方に向けて
・試験直前期の対策
等をご紹介していきたいと思います。
過去問は必要か?
すでに「過去問は存在しない」と結論が出ているのに、必要かどうかを述べるのは意味ないと思いますが…(笑)
簿記3級の勉強をする上で
過去問は「不要」で、無くても大丈夫です。
過去に出題された問題を抑えておきたいという気持ちが湧いてくると思いますが、過去問が無くても何とかなります。
詳細は後述しますが
簿記検定は、ゴリゴリの暗記科目というより、どちらかというと計算系の試験のため、たくさんの問題をこなすことに意味があります。
過去の出題傾向から今年の出題範囲を予想、、、とかはあまり意味がないです。
とにかくいろんな問題を解いて、解き方に慣れておくことが大事です。
おすすめの勉強法
では、過去問が無い中で、おすすめの勉強方法にはどのようなものがあるか?
まず、次の簿記検定試験まで「残り何日あるか」によって、勉強方法は変わってきます。
簿記3級であれば、試験まで残り2週間を切ると、いわゆる「直前期」で、逆にそれ以上の期間があれば、まだ時間に余裕があります。
試験まで2週間以内 → 直前期
ブログ主の考え方にはなりますが
この「直前期」かそうでないかで、勉強方法を変えていくのが良いと思います。
まず、試験まで残り2週間以上ある場合ですが
結論、「YouTube学習」と「問題集」だけ解きまくれば良いと思います。
ブログ主の場合は
・問題集 → 2周
といった感じです。
それ以外に手を広げることはありませんでした。
特に、YouTube学習は強くオススメします。
ブログ主は、簿記系YouTuber?「ふくしままさゆき」さんの動画を見た後に、あとは問題集だけ解いて、その他のテキストとかはほとんど使いませんでした。
テキストがダメ、というよりも
YouTubeでの学習が「コスパ良すぎる」んですよね。。。
>>YouTubeの動画だけで分かるようになるの??
と思われる方もいるかと思いますが
正直、書店でテキストを買って読むよりも
YouTube動画の方が分かりやすいし、理屈からしっかり解説してくれるから、本当に優れものなんですよ。
気になった方は、YouTubeで「ふくしままさゆき」さんと検索して、動画をご覧になってみてください。
次に、問題集についてですが、基本的にどれを使ってもたいして変わらないと思います。
なぜなら、先ほども述べましたが
とにかく問題の数をこなすことの方がはるかに重要で、問題集の内容はあまり関係ありません。
一応、私が使用した問題集はご紹介しておきます。
こちらの書籍は、テキストと問題集がセットになっているのですが、テキストの方はほとんど使いませんでした。
インプットは、YouTubeでの学習のみです。
なので、もしこちらの書籍を買われる方は、問題集の方だけやれば問題ないと思います。
問題集には「基本問題」と「応用問題」合わせて78問載ってます。
あと、この書籍を使って良かったなと思う部分は「勘定科目一覧表」が載っていた点です。
勘定科目を思い出せないときに、こちらの一覧を見れば確認ができるという点でも使い勝手がいいのですが
特によかったのが、5要素(資産・負債・資本(純資産)、収益、費用)の確認も都度できるのが素晴らしいなと思いました。
仕訳の勉強をする中で
「あれ、この場合の勘定科目って借方・貸方のどっちに入れるんだっけ…??」
って悩むことがよくあったのですが
各勘定科目が5要素のどれに当てはまるのかを覚えられて、本番試験ではとても役立ちました。
Amazonの購入リンクを貼っておくので、気になった方はレビュー等を見ながら検討してもらえればと思います。
✅【Kindle】スッキリわかる 日商簿記3級 2025年度版 [ネット試験・統一試験 完全対応]
✅【単行本】スッキリわかる 日商簿記3級 2025年度版 [ネット試験・統一試験 完全対応]
それで、ブログ主も簿記検定の3級に合格出来たわけですが、大体どれくらいの勉強時間を掛けたのか振り返りたいと思います。
まず、勉強期間ですが
試験日当日:2025年6月8日
ちょうど3ヶ月間ですね。
次に、勉強時間ですが
1日あたり:約1時間
→直前期は、1日2時間程度
くらいだったかと思います。
ちなみに、ブログ主は文系で簿記も未経験だったので、0からのスタートでした。
それでも、100時間近くあれば、合格に必要な知識は十分身につけられましたね。
具体的な勉強法
まずは、YouTubeで「ふくしままさゆき」さんの動画を一通り見ましょう。
各動画に、練習問題を5〜10題ほど載せてくれていますので、1本見終わるごとに問題を解いていきます。
問題を解くときですが
実際に手を動かしましょう。
紙に仕訳を書いて解くことが大事です。
これは、本当に大事なことで
「ネット試験」を受ける予定の方にも関係があるのですが
仕訳に慣れるためには、実際に紙に書いて問題を解いていくことが、一番の近道です。
頭の中だけで練習問題を解けたとしても、いざ本番問題を目の当たりした時に、全然出てこなかったりするんですよ。
試験当日なんて特に、緊張や焦りもあるので、今まで出来ていたことが咄嗟に出来なかったりします。
日頃から手を動かして問題を解いていれば、記憶も定着しますので、解き方を忘れにくくなります。
紙に書くときは「仕訳シート」というのを使うと便利なので、気になる方はネットで探してダウンロードしてみてください。
問題集の使い方
YouTube動画の各単元を見終わった段階で、問題集の同じ単元を解くことをおすすめします。
例えば、「現金」に関する動画を見終わった後は、問題集の「現金」の単元を解いていきます。
1周目に問題を解くときは、大体正答率が50%前後だと思いますので、解けなかったからといって不安になり必要はありません。
1周目なので、解けなくて当たり前です。
まずはこの作業をひたすら繰り返し、YouTube動画・問題集ともに2周目まで終わらせましょう。
この2周目までの学習が終わった段階で、ちょうど試験まで2週間くらいの期間が残っていれば、良い感じのスケジュールだと思います。
試験直前期の対策
この「直前期」が最も重要な期間です。
残り2週間以内で、何を勉強するのかで大きく差がつきます。
まず、ここで絶対にやっておかなければいけないことは、、、
<< 模擬試験 >> です。
本番と同じような体験をしておかないと、絶対に後悔します。
これから簿記検定3級を初めて受験される方にお伝えしておくと
・第3問「決算書作成問題」で焦る
・周りの受験者に焦らされる
というのが予想されます。
特に、1つ目と2つ目。
これは、模擬試験を1回でもやっておかないと、絶対に本番でミスります。
試験時間は60分ありますが、どう頑張っても時間に余裕を持って取り組むことは難しいです。
必ず時間に追われます。
なので、模擬試験を受けて、本番慣れしておく必要が絶対にあるんです。
そして、第3問「決算書作成問題」
こちらは、巷ではラスボスと言われている最終問題で、毎回受験者を悩ませます。
決算書の作成といっても
3種類くらいあって、毎回違ったパターンが出てくることも多いんですよね、、、
①決算整理後残高試算表の作成
②貸借対照表・損益計算書の作成
③精算表の作成
全てのパターンに対応しておくためにも、模擬試験でいろいろな「決算書作成問題」を見ておく必要があります。
それで、肝心な模擬試験の受験方法なのですが
こちらの書籍に載っている「本試験予想問題集」の8回分を全てやっておけば、問題はないかと思います。
8回分と聞くと多いかもしれませんが、この8回をやるとやらないとでは、全然違います。
時間配分がある程度分かってきますし、第3問「決算書作成問題」も全てのパターンを解くことができるので、本番対策バッチリです。
「問題用紙」「答案用紙」が切り離されているのも使い勝手が良かったですね。
本試験に近い感覚で取り組めます。
こちらは個人的におすすめ書籍なので、気になる方はAmazonレビューを見て検討してみてください。
✅【Kindle】2025年度版 スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集 スッキリシリーズ
✅【単行本】2025年度版 スッキリうかる 日商簿記3級 本試験予想問題集 スッキリシリーズ
ただし、初めて模擬試験をやる場合には、あまり点数を気にしない方がいいでしょう。
なぜなら、自分の点数に愕然とするからです。
ちなみにブログ主は、模擬試験の1回目で「62点」を叩き出しました。
直前期に愕然としましたね…(汗)
ただ、上記の書籍では模擬試験が8回分入ってますので、折り返し地点あたりから点数が上がる傾向にあります。
簿記3級の知識が身に付いたから、というのもありますが、どちらかというと試験慣れをしてケアレスミスが減ったことが大きいと思います。
簿記検定って一応電卓を叩きますが、計算ミスがめちゃくちゃ多い試験なんですよね。
計算ミスだけで-10点くらいになることも普通にあり得ます。
だからこそ、先ほども書いたように、試験慣れをしてミスを減らすのが重要なんですよね。
統一試験のみにはなりますが
周りの受験者も、試験冊子をめくる音や、電卓を叩く音などで結構焦らせてくることもあるので注意が必要です。
また、ネット試験での受験を予定されている方は、パソコン操作にも慣れておく必要がありますので
「ネット模擬試験」も最低3回は受けておきましょう。
「簿記3級 ネット模擬試験」と検索すれば、無料で行えるサイトがいくつも出てくると思いますので、探してみてください。
モチベーション維持のために
最後に、モチベーションを維持するために「コレを使うと良い!」というものをご紹介して終わります。
それは「作業用BGM」です。
やっぱり、検定試験の勉強を続けていく中で、モチベーション維持が一番大切だったりします。
それこそ、YouTubeにいろいろな作業用BGMが上がっていると思いますが
個人的にオススメしたいのは
「Amazon Music Unlimited」です。
YouTubeでも聴けるのですが、同じ曲が1時間くらい続くものが多かったり、中には途中で広告が挟まる動画もあります。
「Amazon Music Unlimited」では、いろんな種類のBGMが詰まっているため、飽きずに流すことができます。
音楽配信アプリの中では、特に「高音質」で聴けるので、ヘッドフォンやイヤホンを付けながら勉強をすると、やる気が湧いてきますよ。
Amazon Music Unlimitedの「無料体験」を使えば、これらの曲を無料で聴き放題です。
この機会に使ってみてください🎧
✅【Amazon Music】作業用BGMを無料で聴く方法はこちら
以上になります。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
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