【伝説の始まり】ケツメイシのデビュー曲「こっちおいで」とは?インディーズ時代を徹底解説!

SINGLE

こんにちは、ケツメバカのチョコです。
今回は、ケツメイシのインディーズ時代のデビューシングル「こっちおいで」を徹底解説していきます。

・「こっちおいで」ってどんな曲?
・デビューしたきっかけとか、あるの?
・そもそもケツメイシって何者?

などなど、おそらく今回ご紹介する曲やその背景について知らない方が大半だと思いますので、今回は「こっちおいで」にまつわるエピソードや、曲に込められた想い、そしてケツメイシの音楽観について紹介していきます。

最初に言っておくと、
この「こっちおいで」という曲。

実はケツメイシにとっても大切な曲なんです。

単なるヒット曲というだけでなく、彼らの音楽スタイルやファンとの関係性を形作った、いわば原点とも言える一曲です。

ただ。。。!!

もしかすると、ケツメイシファン(ケツメバカ)以外の方もご覧になっているかもしれないので、先に言っておきますが

ヒット曲ではありますが、
「名曲」というほどではないです(おい)。

今でこそ「伝説の始まり」である曲として聴けば、ケツメイシ臭プンプンですごくいい曲なのですが
ケツメイシファン以外で、これから初めて聴く人であれば

「そこまでいい曲か…?」

と感じてしまうかもしれません。

チョコ
チョコ

ケツメイシの皆さん、ごめんなさい。。。

初っ端から批判みたいな感じになってしまいましたが、別に変な曲じゃないです!

ただ「万人受けな曲ではないのかな~。。。」とも思います。

まぁ、今回はそういった点も踏まえて
デビュー当時のケツメイシの様子や、この曲が生まれた背景など、きっと初めて聞く話があると思いますので、最後まで楽しんでいっていただけると嬉しいです!

RYO
RYO

行ってみよう

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ケツメイシってどんなグループ?


一応、ケツメイシのことをそこまで知らない方に向けて、軽くご紹介します。

ケツメイシは1993年に結成され、2001年にメジャーデビューを果たした4人組アーティストです。
2人組とか3人組に間違われやすいです(笑)

1人目

RYO(本名:田中 亮)さん
1972年11月26日生まれ。MC担当。
個性的な高音ボイスの持ち主で、早口ラップな特徴的です。
下ネタと自虐ネタが多め。
ただし、そういった発言が多くファンの心を掴みます。

おそらく、ケツメイシのファンの中だとRYOさんのことを一番好きな方が多いんじゃないかなと思います。

どこにでもいそうな「気のいいおじさん」感がすごく良いです(笑)
良い意味でアーティストっぽくないです。

なんですが、個人的にはRYOさんの歌われるパートが一番心に響きますし、共感できる歌詞がとても多いので、歌がうまいなぁといつも思います。

体はちっちゃいが大きな心で人を包み込むケツメイシ影のリーダーです。

2人目

RYOJI(本名:大塚 亮二)さん
1974年12月14日生まれ。ボーカル&MC担当。
ケツメイシの楽曲制作の中心人物。
歌とラップを両方こなし、優しい歌い方もできれば力強い歌い方もできる、
まさに「アーティスト」。

公式サイトの情報によると、
「人一倍照れ屋で、人一倍寂しがり屋。でも誰よりも熱い心で義理人情を忘れない」方みたいです。

どこかのライブツアー中のRYOさんのMCで、RYOJIさんのことを

「金払いもいいが、体格もいい」

と言ってました(笑)

そう、RYOJIさんは「料理好き」で
他人にごはんを奢ったり、振舞ったりするのが好きなんですよ。

前になんかのテレビ番組で
テレビディレクターにチャーハンを振舞ってたのが映ってました。
(情熱大陸だったかな?)

そして「体格もいい」んですよね~
ですが、昔のRYOJIさんは細身だったんですよ。

後ほどCDジャケット見れば分かります!

3人目

大蔵(本名:吉田 大蔵)さん
1976年3月14日生まれ。MC担当。
ケツメイシのリーダーです!
骨太な声で、陽気な曲からしんみり曲まで柔軟にこなします。

性格はまじめでとても優しい方です!
そして個人的には1番好きなメンバーです。

ケツメイシといったら「ライブ」なんですが
ライブでは仕切り役&盛り上げ役を担当で、大蔵さんがいなければケツメイシのライブは成り立ちません。

大蔵さんがいるかいないかで盛り上がり度が全然違います。
(ケツメイシのライブに行かれたことがある方なら分かると思います)

また、定期的にジムに通われていたり、スポーツも得意で運動がめちゃくちゃ好きなんです。
マラソンのタイムもすごくてね。。。

まぁ、あまり話すと話が脱線してしまうので、また別の機会があればそちらで語りたいと思います!

あ、あと大蔵さんは自分の筋肉を「アクセサリー」だと思っています(笑)

4人目

DJ KOHNO(本名:河野 健太)さん
1977年6月28日生まれ。DJ担当。
音楽・スポーツ・お酒をこよなく愛すグループ最年少。

ライブの選曲リーダーでもあり、河野さんが作るセットリストがまた良いんですよね~

RYOさんからは、
「華がないと見せかけて、泥酔すると一番面白い男」と言われており、
他のメンバーからも愛されているのかなと思います。

また、大のゲーム好きでもあり、SNSとかでもよくゲームの話題をされていますね。

そんな、結成から30年近くを経た彼らですが、
なんといっても最大の特徴は、一般的なヒップホップとは少し違う、柔らかくて聴きやすいラップスタイルにあります。

メロウなラップ」と呼ばれるこのスタイルは、激しすぎず、でも心に響くような歌い方で、多くの人に親しまれています。

普通、ヒップホップというと少し強めの印象を持つ人もいるかもしれません。
でも、ケツメイシのラップは、そういった既存のイメージを覆すような、優しくて親しみやすい雰囲気なんです。

ヒップホップが好きな人はもちろん、普段あまりヒップホップを聴かない人にも楽しんでもらえる、そんな幅広い魅力を持ったグループです。

ケツメイシの名前を知らなくても、曲だけは知っているという方も少なくありません。

グループ名の由来については、
薬草の一種「決明子(けつめいし)」からきていると言われています。

<参考>「東京生薬協会」サイトから引用

※植物名:エビスグサ,Cassia tora

※生薬名:ケツメイシ

下剤として使用される決明子の効能になぞらえ「全て出し尽くす」という意味を込めたそうです。
ただし、これは後付けの説明で、実際は薬学辞典で目についた名前を採用したという説もあります。

そんなケツメイシですが、一体どのようなきっかけでインディーズ・デビュー曲をリリースすることになったのでしょうか。

次は、デビューのきっかけや「こっちおいで」が誕生した背景などをご紹介していきたいと思います。

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インディーズ・デビューのきっかけ


1999年12月15日、ケツメイシは「こっちおいで」でインディーズ・デビューを果たします。

現在は大規模な会場でライブを行う人気アーティストですが、その出発点は小さなライブハウスでの活動でした。

当初、彼らは「ゴリゴリ」のヒップホップスタイルを追求していましたが、ライブの盛り上がりに課題を感じていました。

RYO
RYO

このままじゃ俺らやべーな。 大蔵、この先俺らどうする?

大蔵
大蔵

亮さん、もっとお客さんが聴いてくれるような曲を作りましょう!

当時を振り返った際に、
大蔵さんは「自己満足のライブから、観客を惹きつけることへとシフトしていった」と言っており、Ryoさんも「短い持ち時間のライブで結果を出さないと、次の仕事につながらない」という切実な思いがあったと語っています。

また、ライブハウスの遠く端っこで、遠慮がちに観ていたお客さんに対して「もっとこっちに、近くに寄って来て聴いてほしい」と感じたそうです。

大蔵
大蔵

もっと、こっちにおいで!

こうした経験から生まれた曲が「こっちおいで」というシングルでインディーズ・デビューすることとなります。

この「こっちおいで」のデビューが、今後のケツメイシの音楽スタイルを大きく変える転換点となりました。

この曲は、当時の音楽シーンでは斬新な試みでした。
メンバーの一人は「ラップの曲で、サビの部分が歌えるメロディーになってる曲なんていうのはあり得ない、とかって雑誌でも書かれてた」と当時を振り返っています。

大蔵
大蔵

そういう時代もありましたね

しかし、彼らの新しいアプローチは観客からは好反応でした。
ライブのお客さんの反応は盛り上がって楽しそうだったという言葉からも、彼らの挑戦が成功していたことがうかがえます。

彼らの根底にある思いは、
「その夜ライブで楽しかったり、曲を聴いていい気分になれたり、より多くの人たちに聴いてもらいたい」

というものでした。

このような姿勢が、ケツメイシ音楽の聴きやすくライブで盛り上がる楽曲制作にもつながったんですね。

それでは次に「こっちおいで」のシングルについて詳しく見ていきたいと思います。

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「こっちおいで」の概要


↑こちら、懐かしのジャケット写真です!

RYO
RYO

大蔵、若けぇなぁ。。。

大蔵
大蔵

亮さん、今と全然変わらないっすね(笑)

4人ともめちゃくちゃ若いですね〜

でもなんか1人、別人がいますが。。。笑

DJ KOHNO
DJ KOHNO

RYOJIくん…?

奥から2人目の痩せている方は、RYOJIさんです!

そう、先ほどもちょろっと書きましたが
RYOJIさんは昔、とても痩せていたんです。

美味しいもの食べ過ぎたんですかね~?

RYOJI
RYOJI

つい、ぽっちゃり

それでは、ようやく「こっちおいで」のご紹介に入っていきます!

【タイトル】こっちおいで
【リリース】1999/12/15  ※2004/12/01(再発)
【売上枚数】4000枚

クラブ活動で経験を積んだケツメイシが1999年にリリースしたデビューシングル。

2004年にメジャーから再発されていますが、インディーズ版を持っている方は少ないかもしれません。

また、売上枚数が合計で4000枚となっていますが、当時1999年にプレスできたのはたったの440枚だったそうです!

【収録曲】
1.こっちおいで
2.L/S
3.L/S [Out Blues Mix] feat.Mahya
4.こっちおいで [CASSETE VISION MIX]

収録曲は4曲あり、カップリング曲や著名プロデューサーによるRemixも収録された充実の内容となっています。

1曲ずつ見ていきましょう。

こっちおいで

まずはシングルのメイン曲。
この曲がケツメイシの原点と言えるでしょう。

「こっちおいで」は、埼玉県朝霞市の六畳一間の公団住宅で制作されたそうです。
『ケツノポリス2』というアルバムに収録されている「ケツメの作り方」は、この曲ができるまでのエピソードが歌詞になっており、「こっちおいで」のサビが引用されています。
※『ケツノポリス2』については、またの機会にご紹介できればと思っています。

《サビ》
〝こっちおいで おいで
今日は子供にもどろう
こっちおいで おいで
今日は朝までおどろう〟

基本的にケツメイシの曲のサビはRYOJIさんが歌っており、今回の「こっちおいで」のサビもRYOJIさんが歌われています。

デビューのきっかけにもなったように、
遠くのお客さんに「もっとこっちに来てー!」という想いが伝わる歌詞になっていますね。

ここで、当時のケツメイシが「こっちおいで」を歌っている映像がYouTubeにあるのでご紹介します。
かなり貴重映像ですので、投稿してくださった方には感謝ですね。

こちらの動画にあるコメントによると、
どうやらこちらの映像は、当時NHKで放送されていたものらしいですね。

おそらく2000年の映像だと思いますので、ブログ主はまだ生まれて2、3年です…笑

ライブ中心で活動を行っているケツメイシですが、この「こっちおいで」という曲はその後のライブでも歌われたのでしょうか?

ケツメイシのライブ映像作品は、ツアーごとに「ケツの穴 〇〇篇(へん)」というタイトルでDVD/Blu-ray発売されていますが
なんと「ケツの穴〜初級篇〜」に収録されている2004年のツアーでしか歌われたことがありません。

ケツの穴 〜初級篇〜は、2枚目のライブDVDである。
2004年9月15日発売。

その後、15周年、20周年記念ライブでも歌われていないので、2026年に行われるかもしれない25周年ライブでは是非とも「こっちおいで」を聞きたいですね。

また、こちらの「こっちおいで」という曲は、
20008月のTOYOTAGazoo.comCMにも起用され、メンバー全員が出演したことで全国的な注目を集めました。

こちらが当時、タイアップバージョン限定CDのジャケ写と裏ジャケです。

タイアップ
TOYOTA
GAZOO.comCMソング

めちゃくちゃ若々しい!
テレビにも滅多に出ないケツメイシですが、デビュー時からCMに出ていたんですね。

残念ながら、今はもうそのCMを見ることはできませんが、メンバー4人の受けは非常に良かったようです!

また、こちらのタイアップバージョン限定CDに収録されている幻の曲「こっちおいで Drive Mix」バージョンもYouTubeで聞くことができます。

RYO
RYO

いい時代になったなぁ…

もちろん、オリジナルが一番ではあるのですが
Remixされている曲の中では、このDrive Mixバージョンは結構人気なんですよね。

L/S

続いてカップリング曲です。
おそらくケツメイシファンでも知っている人は少ない曲かと思います。

L/S…読み方は「ラブ・ソング」みたいです。

※後に「S/S」という曲が1作目のアルバムに収録されるのですが、こちらの読み方については…
またの機会にご紹介します(苦笑)

それで、このL/Sという曲ですが、
A面の「こっちおいで」とはうって変わり、落ち着いた都会的なトラックが印象的な切ない恋愛ソングとなっています。

アルバムなどでの再録は一切ないため、このシングルでしか聴けない貴重な一曲です。

この楽曲のそれぞれの個性的なラップの乗せ方は、当時のケツメイシの特徴をよく表しています。

個人的にはあまり印象に残る曲ではないですが、ファンの方やケツメイシの音楽がどのように変化していったのか興味がある人にはおすすめの曲です。

昔と今のケツメイシを比べてみたい人は、ぜひ一度聴いてみてください。

ちなみに、ライブでは一度も歌われたことはありません。
おそらく、今後も歌われることはないと思います。

ケツメイシ公式がYouTubeに曲を上げているので、気になった方はぜひ!

L/S [Out Blues Mix] feat.Mahya

「L/S」のRemixバージョンです。
バックシンガーにMahyaという方を起用しています。

女性ボーカルの追加により、原曲と比べてより恋愛ソングらしい雰囲気が醸し出されています。

一方で、トラックの持つ切なさや情感の深さという点では、原曲の方がより際立っているように感じられます。

よっぽどのケツメイシファンでもない限り、1、2回聴いたら終わりになるかもしれません…。
ブログ主も聞いたことがありますが、それほど印象には残らず。。。オリジナルの方が好きですね。

一応、こちらのRemixバージョンも、ケツメイシ公式が曲を上げているので、一度は聴いてみてもいいと思います。

こっちおいで [CASSETE VISION MIX]

こちらのRemixバージョン、聴いてみると原曲よりもちょっと落ち着いた感じになっています。
悪くはないんです! が…やっぱり個人的には原曲の方が好きです。

とはいえ、こういうRemixって面白いですよね。
同じ曲なのに、違う雰囲気で聴けるわけですから。

みなさんも、原曲とRemix、一度は両方聴いてみてください。
ケツメイシ公式がYouTubeに上げてくれていますので!!

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CDの中身をご紹介

次は、ブログ主が持っている「こっちおいで」のCDをお見せします。
こちらは再発版になります。

ジャケットの裏紙や、CDのデザインなどを見ていただけたらと思います。

まずは、表面から↓

こちらは先ほど画像でもお見せしましたね!


↑こちらはCDケースを開けた中身です。
CDデザインが赤黒でかっこいいです。

また、裏紙にはメンバー4人の横顔が映っています!


↑最後に歌詞カードの部分です。
率直な感想を言うと、文字が小さくて見づらく、またフォント自体も読みにくいです(笑)

ちょうど10年くらい前に、
この歌詞カードを見ながら「こっちおいで」と「L/S」の練習をしてましたね。
懐かしい。

以上です!!

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最後に

以上、インディーズ・デビューシングル「こっちおいで」のご紹介でした!
ここまで読んでいただいた方はありがとうございます。

今回ご紹介した「こっちおいで」は、YouTubeや様々な音楽配信サービスで手軽に聴くことができますが、CDで聴くことで音楽をより深く楽しむことができます

CDには、デジタルでは味わえない魅力がたくさんあります。
例えば、細部まで丁寧に作り込まれたジャケットアートを眺めたり、歌詞カードを見ながら歌詞の世界に浸ったりすることができますね~

音楽をじっくり楽しみたい方、ケツメイシをより深く知りたい方には、CDでの視聴をおすすめします。
きっと新しい発見があるはずです!

今回ご紹介したシングル「こっちおいで」のAmazonリンクを貼っておきますので、CDで聴いてみたい方はぜひ。

ケツメイシ|こっちおいで

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